日本でも、フリーモーションキルトなどをされている方はこのsitdown longarmをお使いの方も多いと思います。
そこで特に今回はロングアーム用のキルト糸の選び方を紹介したいと思います。
ロングアーム用の糸にはたくさんの種類がありますが、どのように選べばよいのでしょうか?
そこで今回は、キルティングに必要な糸を厳選してご紹介します。
こちらの動画からご覧いただけます。
1. 太さ40番、50番の糸
まず、太さ40番、50番の中サイズの糸について説明します。
これらの糸は、一般的なキルティング糸の中でも、最もよく使われる糸です。
ロングアームキルティングに使用するキルティング糸の中で、最も一般的で広く使用されているのが太さ40~50番の綿糸でしょう。
日本では、60番が人気があるようです。
綿糸の利点の一つは、糸が伸びないので縫いやすいことです。
また、糸が生地の中で伸びるのを嫌うキルティングにも最適です。
質の悪い糸を使うと、キルティングラインが歪んでしまうことがあります。
綿糸は、端から端までのキルティングや、対照的な色を使った装飾的なキルティングなど、ほとんどの種類のキルティングに使用できる汎用性があり、信頼できるキルティング糸です。
KonfettiとTuttiは、綿糸を使ったキルトティングを次のステップに引き上げてくれます。
これらの太さ50番糸は、エジプト綿のロングステープル繊維を使用しており、強度が高く、糸くずが出にくいのが特徴です。
さらに、ダブルガスと呼ばれる処理を施し、糸の表面から糸くずの80%を焼いて取り除きました。この処理を2回繰り返すことで、キルティング市場で最も糸くずの少ない糸になっています。
キルティングをしているときに糸くずが少なくなると、キルティングマシンのクリーニングやメンテナンスの頻度にも影響します。
高額の最新鋭のミシンを購入したのに、質の悪い糸を使ってしまっては意味がありませんからね。(糸くずが多いい糸や接着剤を使用したいとはミシンを傷める原因になります)
KonfettiとTuttiがきになったかたは、こちらから購入可能です。
コンフェティ使用↓
2. ポリエステル糸を使ったキルティング
ポリエステルの糸については、綿との比較について多くの質問を受けます。
ポリエステルは綿に比べて品質的に優れているだけでなく、いくつかの要素で綿を上回っています。
このMaster Quilterという綿化ポリエステル糸のラインは、基本的に糸くずがゼロの太さ40番の糸です。
糸くずがほぼ出ないので、ミシンにも優しく、パフォーマンスもとても優れています。(縫いやすい)
これからロングアーキルティングを始めようとしている人には、丈夫で信頼性の高いこの糸をお勧めしています。(初心者の方でも縫いやすいです)
マスタキルターに興味を持たれた方はこちらから購入可能です。
このように、綿糸とポリエステル糸を並べてみると、それぞれに違った表情があることがわかります。
綿のマットな質感を好む人もいれば、ポリエステルの滑らかな質感を好む人もいます。
しかし、もしあなたが、綿の外観とポリエステルの強度や縫製のしやすさを両立させたいとしたらどうでしょう?
このハイブリッド糸は、ポリエステルを綿で包んだ糸です。
つまり、ポリエステルの芯を綿で包んだもので、この太さ40番の糸はUltimaと呼ばれ、ポリエステルの強さと縫いやすさ、そして綿糸の見た目の良さの両方を兼ね備えています。
ウルティマは、値段的にも綿糸よりも安く、糸が丈夫なので使いやすいと定評があります。
これからミシンキルトを始める方にはお勧めの糸です。
ウルティマに興味をお持ちの方はこちらから
https://wonderfiljp.com/ja/product-category/ultima/
これら3種類の糸を使ってキルティングをしてみると、それぞれの糸がキルティングに違った表情を与えてくれることがわかります。
太さ40番の糸でもう少し目立つ糸を探しているなら、トリロバル・ポリエステルを使ってみましょう。
一般的な糸は丸い形をしていますが、トリロバルポリエステルは三角形をしています。
これにより、表面での光の反射率が高くなり、綿化ポリエステルにはない輝きが得られます。
この太さ40番のトリロバルポリエステル糸はFabuLux(ファブルックス)と呼ばれ、5色のネオンカラーによる大胆でポップな色使いと、キルトブロックの色に合わせたマルチカラーから選択できます。
日本では、一番人気のキルティング糸です。
ファブルックスに興味をお持ちの方はこちらから
お勧めはセットパック
3. 太さ100番の極細糸
糸を出来る限り見せたくないときはどの糸を選べばいいでしょう???
そんな時は太さ100番のInvisaFil(インビザフィル)。
この超極細糸はInvisaFil(インビザフィル)と呼ばれる太さ100番の綿化ポリエステルで、生地に馴染みます。(生地と同じ色の糸を使えばほぼ糸が見えません)
これは、落としキルトで少しラインがずれてしまっても、大丈夫です。
下の写真を見てもらってもわかるように、50番の糸と比べるとほぼ縫い目が目立ちません。
落としキルトにも最適な糸です。
また、この糸は超極細糸なので、密なステッチやマイクロキルトに最適です。
糸が生地の中で大きなスペースを占めないので、キルトは柔らかく柔軟に保たれます。
(たくさんキルティングしても、キルトが硬くなることはありません。手触りがごわごわしません)
太さ50番の糸と比べると、糸自体が目立たないことがわかりますね。
糸ではなく、キルティングの質感を出したいときにピッタリな糸です。
こんな感じに糸ではなくキルトの質感を出したいとき
(このようにたくさん縫っても、柔軟な糸なのでごわごわしません)
インビザフィルに興味をお持ちの方はこちらから
インビザフィルは、普通のサイズでも2500M、ロングアーム用の太巻きだと6000Mもありますのでたくさん縫っても糸が長持ちします!!
4. 太さ12番ー太めの糸
しかし、その逆はどうでしょう?
もし、あなたが本当にキルティング糸で大きなインパクトを与えたいと思ったら?
SpagettiとFruittiは、KonfettiとTuttiと同様にダブルガス処理が施された太さ12番のロングステープルのエジプト綿糸です。
この毛羽立ちの少ない糸は、キルトにアクセントを大胆に加えることが出来ます。
太さ12番の糸は、ミシン針の目に安全に通すことができる最も太い糸のサイズです。
この糸の太さは、非常に目立つので、強調やアウトライン化するのに最適です。
1本で、中太の糸を3本分くらい目立たせることができます。
太さ12番のスパゲティ糸使用↓
太目の糸スパゲティとフルーティに興味を持たれた方はこちらから
スパゲティ
https://wonderfiljp.com/ja/product-category/spagetti/
フルーティー
https://wonderfiljp.com/ja/product-category/fruitti/
左が太さ50番、右が太さ12番。
同じ糸の性質でも(中身は同じ)、太さが違うだけで大きく印象が変わりますね。
糸を見せたいという時には太さ12番の糸を使ってみてください。
キルティング糸を選ぶことで、キルティングの印象が大きく変わることがお分かりいただけると思います。
次のキルトを作る際に、どのような糸を選べばよいか、参考にしていただければ嬉しいです。
それでは、本日も素敵な一日をお過ごしくださいね。