刺し子は、日本発祥の手技で、シンプルなランニングステッチを使います。
しかし、この刺し子ミシンを使うと手縫いのランニングステッチを再現することが出来ます。
少しお値段がするので、今日はこのミシンを使ってどのようなことが出来るか紹介しますね。(無駄にしないためにも)
刺し子ミシンは、ステッチ(縫い目)が均一で一貫していて、簡単かつ迅速に作品制作を進められます。
ボビン糸のみを使用し、上糸を使用しないため、通常のミシンとは違い、一種類の縫い目しかありません。
伝統的に刺し子は下の写真のように藍染めの生地に白い綿糸を使って作られていますが、糸や生地の色は自由に選べます。
刺し子ミシンはステッチを2重にするので、少し太めの糸を選択することをお勧めします。(太すぎず、細すぎないサイズ)
お勧めは、コンフェティ
マルチカラーでカラフルな縫い目を出したい方は、トゥティー
1.キルティング
手縫いの仕上がりが好きだけど、キルト全体を手でキルティングする時間や忍耐力がない場合は、代わりに刺し子ミシンを使用してキルティングすることができます。関節通などがある方にも朗報で、このミシンを使えば10倍の速さで縫え、手縫い風の仕上がりが手に入ります。
コンフェティ使用↓(太さ50番、綿100%糸)
2.アップリケ
このように、ローエッジアップリケにも使えます。
これは、シンプルなランニングステッチでアップリケを縫い付ける美しい方法で、刺し子の伝統的な縫い目とアップリケプロジェクトを組み合わせたものです。
シルコ使用(太さ35番、綿100%糸)
シルコは日本未発売品、綿糸で毛羽がほとんどありません。とてもすべりやすいので通常ミシンで使う場合は、ワンダーガードを使用する必要があります。希望の方はぜひ連絡下さい。
3. 装飾を加える
このように、衣類、アクセサリー、家の装飾、またはキルティングなどに、手縫いのアクセントを加えたいときに使います。
4.コーディングステッチ
一般のミシンのように、押さえ(フット)を変える必要もありません。
少し違た縫い方をするので動画で詳しくはチェックしてくださいね。
シルコ使用(太さ35番、綿100%糸)
5. 編みながら縫っていきます
糸を交差させ編みながら縫っていきます。
(詳しくは動画をご覧ください。)
6. 花(コサージュ)作り
オーガンザまたは他の同様の薄手生地(シフォン、レース生地)を使用して、ファブリックを細かく切り刻み、エッジがフレアアップするように縫うことで、花を作ることが出来ます。
今回作ったサイズの花は、幅約5インチ(12.5センチ)、長さ25インチ(62.5センチ)に生地を切りました。
この切った生地の真ん中を、時計周りに回しながらゆっくり縫っていくとこのようなお花、誕生日、結婚式、などに使えるコサージュの完成です。
コンフェティ使用↓(太さ50番、綿100%糸)
7. プリーツ
刺し子ミシンを使えば、洋服や室内装飾品に簡単に飾りプリーツを付けることができます。
プリーツを付けたいときは、プリーツを入れたい場所に針をセットし、針に向かって生地を押し上げ(しわをいれる)ながら縫っていきます。
(詳しくは動画をご覧ください。)
シルコ使用(太さ35番、綿100%糸)
刺し子ミシンのクリエイティブな使い方はたくさんありますので、皆さんの作品もブログなどにシェアしてください。