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糸飛びの原因と対処法

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縫物をしていて縫い目が飛んでしまったことはありませんか?? 主な縫い目が飛んでしまう、原因と対処法を紹介したいと思います(*^-^*) 

縫物をしていて縫い目が飛んでしまったことはありませんか??

今日は、主な縫い目が飛んでしまう、原因と対処法を紹介したいと思います(*^-^*)

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1.     針のサイズが合っていない

 

市場にはさまざまな種類のミシン針があります。

それぞれが特定の生地、糸の太さ、技術に合わせて設計されているので、使う糸、布、用途によって針を変える必要があります。

例えば、ボールポイントの針は、ニットやジャージ素材に最適です。伸縮性のある繊維を貫通させるのではなく、繊維を分離させるのに役立ちます。キルティング針のように刺すことを目的とした針を使用すると、この種の素材を縫う際に縫い目を飛ばしてしまうことがあります。

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この時、針のサイズも重要になってきます。

糸の会社が推奨している針のサイズを使うようにしましょう。

針のサイズが合っていないと、縫い目が飛ぶほかに、テンションの問題も発生します。

針の会社のschmetzneedle さんの針についての説明ガイドです↓(英語ですが)

https://www.schmetzneedles.com/learning/pdf/schmetz-needle-chart.pdf

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2. 針が正しくミシンに装着されていない

 

また、針が正しくミシンに装着されているかも、縫い目が飛ぶ原因のひとつです。生地や糸、技法に合った針を使用しているにもかかわらず、縫い目が飛ぶ場合は、針を一度抜いて入れ直してみてください。

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間違った方向に挿入されていないか、少し回転していないか、上までしっかりと挿入されているかを確認してください。このようなことがあると、ボビン糸が上糸に正しく引っかからず、縫い目が飛ぶ原因となります。

 

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3. 同じ針を使い続けている(針の交換をしていない)

針も使い続けていると、針先が丸くなってきたり、針が曲がってしまったりするので定期的に針を交換することを勧めています。

針が鈍くなると、さまざまな問題が発生します。

その中でも最も一般的なのは、針が布に簡単に刺さらなくなることにより縫い目が飛ぶことです。

時間にすると、8時間に一回は針を変えましょう。

ただ、分厚い生地を縫う時は、もう少し頻繁に針を変える必要があります。

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また、針が曲がっていても同様の問題が発生します。針が曲がっていると、ボビンの位置がずれて糸をつかみそこねることがあります。

針をよく引っ張っていたような作品で、急に縫い目が飛んでしまった場合は、針を交換する必要があります。

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4. ミシンに糸くずなどがたまっている

 

ミシンに付属しているブラシを使って、定期的にミシンを掃除することが大切です。汚れすぎているミシンは、かえってミシンが動きにくくなり、縫い目が飛んでしまうことがあります。ミシンのお手入れ方法は、付属のマニュアルをご覧ください。針、押え金、スロートプレート、ボビンケースを外して、適切にお掃除しましょう。

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ミシンに溜まる糸くずを減らすために、常に低糸くずの糸、できればダブルガス処理をされた糸を使うことをお勧めします。これは、綿糸に行われるプロセスで、ミシンに優しい、非常に糸くずの少ない糸になります。

 

ワンダーフィルの綿糸が選ばれる理由の方で詳しく説明しています↓

 

ガス処理をしていないのに糸くずが少ないように見える糸には注意が必要です。メーカーが糸に接着剤や残留物を塗り、糸くずを詰め込んで糸くずが少ないように見せている可能性があります。

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この接着剤はミシンの中で剥がれてしまうことがあり、糸くずよりもさらに掃除が大変になります。上糸やボビン糸は、必ず接着剤や残留物のないものを選んで、機械を大切に扱い、長く使えるようにしましょう。

 

 

ワンダーフィルの糸は、一切接着剤不使用でミシンに優しい糸です。

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5.     針の設定位置

針バーの設定が高すぎたり低すぎたりすると、縫い目がスキップされてしまいます。自分で調整していない場合は、時間の経過とともに緩んだ場合や、針が針板や硬いものに当たって突き抜けた場合に、勝手に発生することがあります。この問題は、ロックミシンでは、他の機械よりも頻繁に発生する可能性があります。

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この問題を確認するには、ボビンケースを外して、針を下がるところまで下げます。ボビンエリアを直接見て、針の穴が完全に水平になるようにします。針が下がるのが見えるはずです。

針が真ん中の図のように、降りてきていれば正しい位置に設定されていることになります。

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ご覧のように、針バーが正しくセットされていれば、針の目の大部分が見え、上部のわずかな部分だけが隠れています。針バーを高く設定しすぎると、針の先端が見えてしまいます。針棒が低く設定されていると、針の目全体が見えてしまいます。

針バーの再設定に慣れていない場合は、お近くのサービスセンターに持ち込んで修正してもらうことができます。

 

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6.     タイミングがずれている

ミシンのタイミングが狂うことがあります。これは、針から出た糸をキャッチするボビンケースのフックが、わずかに早すぎたり遅すぎたりして、糸を逃してしまうことを意味しています。これは、針が針板や生地の何かにぶつかって、簡単に貫通できなかったことが原因です。使っているうちに針が緩んでしまったり、機械の中でガタガタになってしまうこともありますし、最近のデジタルミシンでは、回路基板に問題がある場合もあります。

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上記に述べた項目をチェックしたにもかかわらず、縫い目が飛ぶ場合は、ミシンのタイミングを修正するためにミシンを修理に出す必要があるかもしれません。

その場合は、お近くのミシン屋さんに診てもらって下さい。

 

今回は、縫い目が飛ぶ主な原因と対処法を紹介しました。

 

少しでも、皆さんのおやくに立てればうれしいです。

 

 

 

 

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